【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス
[文字列操作コマンド]
特殊文字を変換します。
strspecial <strvar> [<strval>]
第1引数に記述された文字列型変数内の文字列のうち、以下の特殊文字を変換します。
第1引数は、必ず変数名でなければなりません。
第1引数内の文字列に存在する特殊文字列を変換しますが、\ でエスケープすることが可能です。
第2引数を指定した場合、第2引数の文字列を変換した結果を第1引数の変数名に格納します。
指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータ | 型 | パラメータ説明 |
<strvar> | 文字列 | 文字列型の変数名を指定します。 |
<strval> | 文字列 | 文字列を指定します。 |
バージョン 4.67 以降で利用可能です。
戻り値として以下の変数が定義されます。
変数名 | 値 | 意味 |
<strvar> | 文字列 | 特殊文字列を変換した文字列 |
種別:パスワードコマンド | Ver | 機能の簡易説明 |
0190 | | パスワードを入力するためのダイアログボックスを開く。 |
4.54以降 | 特殊文字の解釈を制御するオプションの追加。 |
種別:その他 | Ver | 機能の簡易説明 |
0218 | | 文字列を入力するためのダイアログボックスを開く。 |
4.53以降 | デフォルト入力文字を設定するオプションの追加。 |
4.54以降 | 特殊文字の解釈を制御するオプションの追加。 |
0221 | | ダイアログボックスを開き、ユーザーにメッセージを知らせる。 |
4.54以降 | 特殊文字の解釈を制御するオプションの追加。 |
4.60以降 | キャンセル時にマクロ停止を確認する機能の追加。 |
0231 | | ステータスダイアログボックスを表示する。 |
4.54以降 | 特殊文字の解釈を制御するオプションの追加。 |
0235 | | ダイアログボックスを開き、ユーザーに「はい」/「いいえ」を選択させる。 |
4.54以降 | 特殊文字の解釈を制御するオプションの追加。 |
4.60以降 | キャンセル時にマクロ停止を確認する機能の追加。 |
もし、環境変数文字列 (%variableName%) を展開したい場合は 0128 を参照してください。
・第1引数内の \n を変換する場合
str = "AB\tCD\nEF\\nGH"
strspecial str
messagebox str "special"
・第2引数内の \n を変換する場合
strspecial str "AB\tCD\nEF\\nGH"
messagebox str "special"
・カレントディレクトリによって続行するか尋ねる場合
getdir dir
sprintf2 str "現在の作業ディレクトリ:\n%s\n\n作業を続けますか?" dir
strspecial str
yesnobox str 'カレントディレクトリ'
以下のサンプルが存在します。