filestrseek2
2021/05/22 04:00
filestrseek2 機能
[ファイル操作コマンド]文字列をファイルの末尾から先頭へ向かって検索します。
コマンドライン
filestrseek2 <file handle> <string>
機能説明
ファイルハンドル <file handle> で指定されるファイルから、文字列 <string> を検索します。検索は現在のファイルポインタの位置から開始します。
検索はファイルの先頭の方に向かって行われます。
逆方向の検索には filestrseek コマンドを使用してください。
<file handle>
ファイルハンドル <file handle> で対象としたいファイルを指定します。<string>
対象ファイルから検索したい文字列を指定します。<string> が見つかった場合、ファイルポインタは <string> の直前の文字の位置になり、システム変数 <result> に 1 が格納されます。
ただし、ファイルの1バイト目だった場合は、ファイルポインタはゼロオフセットとなります。
<string> が見つからなかった場合、ファイルポインタは移動せず、システム変数 result に 0 が格納されます。
このコマンドを実行します前にすでにファイルポインタが 0 の場合、result に 0 が格納されます。
パラメータの説明
指定するパラメータは以下の通りです。パラメータ | 型 | パラメータ説明 |
---|---|---|
<file handle> | 整数 | ファイルハンドルを指定します。 |
<string> | 文字列 | 検索文字列を指定します。 |
対象バージョン
全てのバージョンで利用可能です。戻り値
戻り値として以下の変数が定義されます。変数名 | 値 | 意味 |
---|---|---|
result | 0 | <string> が見つからなかった |
1 | <string> が見つかった |
関連コマンド
種別:ファイル操作 | Ver | 機能の簡易説明 |
---|---|---|
filestrseek | 文字列をファイルの先頭から末尾に向かって検索する。 |
使用方法
使用例
・検索文字列の直前の文字からその行の終わりまでを読み込む場合; ファイル "teraterm.log" をオープン、ファイルポインタはファイルの最後 fileopen fhandle 'teraterm.log' 1 :next ; 文字列 "abc" を後方検索 filestrseek2 fhandle 'abc' if result=0 goto not_found ; ポインタを保存 filemarkptr fhandle ; "abc" の直前の文字からその行の終わりまでを読み込む filereadln fhandle str ; ポインタを戻す fileseekback fhanlde ; 次を検索 goto next :not_found fileclose fhandle