listbox
2022/06/15 10:29
listbox 機能
[その他のコマンド]リストボックスを開き、ユーザーに項目を選択させます。
コマンドライン
listbox <message> <title> <string array> [<selected>]
機能説明
リストボックスを開き、ユーザーがリストから選択肢を指定することができます。listbox は <string array> の配列要素をすべて選択項目として表示します。
<message>
リストボックスに表示されるメッセージ。<title>
リストボックスのタイトル。<string array>
リストボックスの選択項目。以下のように、表示しようとする選択項目数より大きい要素数で <string array> を定義すると、最後に空文字列が表示されます。
strdim msg 4 msg[0] = 'バナナ' msg[1] = 'りんご' msg[2] = 'みかん' listbox '好きな食べ物を選んでください' 'あなたへの問い' msg ; 選択肢が4つ表示される バナナ りんご みかん [空文字列]
[<selected>]
(バージョン 4.89 以降)初期選択項目(0オリジンインデックス)。
<selected> を指定する事で、初期状態で選択されている項目を指定する事ができます。
省略した場合は 0 (先頭) が指定されたものとして扱われます。
パラメータの説明
指定するパラメータは以下の通りです。パラメータ | 型 | パラメータ説明 |
---|---|---|
<message> | 文字列 | リストボックスに表示されるメッセージを指定します。 |
<title> | 文字列 | リストボックスのタイトルを指定します。 |
<string array> | 文字列型配列 | 選択肢をもつ配列を指定します。 |
<selected> | 整数 | デフォルトの選択項目を指定します。 |
対象バージョン
バージョン 4.78 以降で利用可能です。バージョン 4.89 より強化された機能があります。
戻り値
戻り値として以下の変数が定義されます。変数名 | 値 | 意味 |
---|---|---|
result | -1 | 選択がキャンセルされた |
0 | 配列の 0 番が選択された | |
1 | 配列の 1 番が選択された | |
n | 配列の n 番が選択された |
関連コマンド
種別:その他 | Ver | 機能の簡易説明 |
---|---|---|
yesnobox | ダイアログボックスを開き、ユーザーに「はい」/「いいえ」を選択させる。 | |
4.54以降 | 特殊文字の解釈を制御するオプションの追加。 | |
4.60以降 | キャンセル時にマクロ停止を確認する機能の追加。 |
使用方法
使用例
・3つの選択肢から一つを指定をする場合strdim msg 3 msg[0] = 'バナナ' msg[1] = 'りんご' msg[2] = 'みかん' listbox '好きな食べ物を選んでください' 'あなたへの問い' msg ; result ; -1: Cancel ; 0: バナナ ; 1: りんご ; 2: みかん if result = -1 then messagebox '終了します' result exit else sprintf2 answer '%s を選択しました' msg[result] messagebox answer result endif・7つの選択肢から一つを指定をする場合
strdim msg 7 msg[0] = '晴れ' msg[1] = '曇り' msg[2] = '雨' msg[3] = '風' msg[4] = '雪' msg[5] = '霧' msg[6] = '分かりません' ; デフォルトで7番目の項目が選択される listbox '今日の天気はどうですか?' 'あなたへの問い' msg 6 sprintf2 var "%d" result messagebox var "result"