【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス
[文字列操作コマンド]
フォーマットされた出力を返します。
sprintf "FORMAT" [<ARGUMENT> ...]
C言語の書式指定にしたがって、引数の数値や文字列をフォーマットして、システム変数 <inputstr> に代入します。
sprintf2 とは違い、常に <inputstr> に結果を格納します。
サポートされている書式指定は、以下の通りです。
項目 | 内容 |
型 | c, d, i, o, u, x, X, e, E, f, g, G, a, A および s |
フラグ(オプション) | -, +, 0, # および 空白(' ') |
幅(オプション) | 10進整数 または * |
精度(オプション) | ピリオド (.) に続けて、負でない10進整数 または *(オプション) |
TTL は浮動小数点型を持たないので、浮動小数点数の書式には、対応する小数を文字列変数あるいは文字列で引数に指定します。
"FORMAT" に指定された書式に対応する引数を指定します。
hostname = '192.168.0.1'
sprintf "指定のホストは %s です。" hostname
messagebox inputstr 'inputstr'
指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータ | 型 | パラメータ説明 |
<FORMAT&> | 文字列 | フォーマットとなる文字列を指定します。 |
<ARGUMENT> | 文字列 | FORMAT の型に対応した文字列を指定します。 |
整数 | FORMAT の型に対応した整数を指定します。 |
バージョン 4.52 以降で利用可能です。
戻り値として以下の変数が定義されます。
変数名 | 値 | 意味 |
result | 0 | 成功した |
1 | 書式指定がない |
2 | 書式指定が不正 |
3 | 引数が不正 |
inputstr | 文字列 | 引数の数値や文字列をフォーマットした結果 |
種別:文字列操作 | Ver | 機能の簡易説明 |
sprintf2 | 4.62以降 | フォーマットされた出力を返す。 |
・%d (decimal) を指定する場合
sprintf 'Tera Term 4.%d' 51
messagebox inputstr 'sprintf test(1)'
・%d (decimal) と %s (string) を指定する場合
sprintf 'Windows %d (+%s)' 2000 'SP4'
messagebox inputstr 'sprintf test(2)'
・%d (decimal) と %s (string) と %x を指定する場合
sprintf '%s=%d %s=0x%x' 'dec' 10 'hex' 33
messagebox inputstr 'sprintf test macro(3)'
・%f を指定する場合
sprintf 'pi=%f' "3.14159"
messagebox inputstr 'sprintf test macro(4)'
・%.4e を指定する場合
sprintf 'pi=%.4e' "3.14159"
messagebox inputstr 'sprintf test macro(5)'
・%.4g を指定する場合
sprintf 'pi=%.4g' "3.14159"
messagebox inputstr 'sprintf test macro(6)'
以下のサンプルが存在します。