wait4all
2021/05/15 17:37
wait4all 機能
[通信コマンド]マクロに接続されている全端末の文字列を待ちます。
コマンドライン
wait4all <string1> [<string2> ...]
機能説明
当該コマンドを実行した時点における、マクロに接続されている全端末において、文字列 <string1> [<string2> ...] のうち一つがホストから送られてくるか、タイムアウトが発生するまで MACRO を停止させる。文字列は最大 10 個まで指定できます。当該コマンドを実行した後に起動された端末、マクロ接続されていない端末に関しては、監視対象外です。
システム変数 timeout か mtimeout が 0 より大きい場合、<timeout>.<mtimeout> 秒の時間がすぎるとタイムアウトが発生します。
タイムアウトの値が 0 以下の場合は、タイムアウトは発生しません。
なお、当該コマンドを利用するためには、teraterm.ini の Wait4allMacroCommand エントリを "on" にする必要があります。
また、まれにコマンドが期待通りに動かないことがあります。
なお、<mtimeout> の精度は 50 msec 程度です。
パラメータの説明
指定するパラメータは以下の通りです。パラメータ | 型 | パラメータ説明 |
---|---|---|
<string1> | 文字列 | 待機したい文字列(1つ目)を指定します。 |
<string2> | 文字列 | 待機したい文字列(2つ目)を指定します。 |
<string3> | 文字列 | 待機したい文字列(3つ目)を指定します。 |
<string4> | 文字列 | 待機したい文字列(4つ目)を指定します。 |
<string5> | 文字列 | 待機したい文字列(5つ目)を指定します。 |
<string6> | 文字列 | 待機したい文字列(6つ目)を指定します。 |
<string7> | 文字列 | 待機したい文字列(7つ目)を指定します。 |
<string8> | 文字列 | 待機したい文字列(8つ目)を指定します。 |
<string9> | 文字列 | 待機したい文字列(9つ目)を指定します。 |
<string10> | 文字列 | 待機したい文字列(10個目)を指定します。 |
対象バージョン
バージョン 4.63 以降で利用可能です。戻り値
戻り値として以下の変数が定義されます。変数名 | 値 | 意味 |
---|---|---|
result | 0 | タイムアウト。どの文字列も来なかった。 |
1 | <string1> を受信した。 | |
2 | <string2> を受信した。 | |
3 | <string3> を受信した。 | |
4 | <string4> を受信した。 | |
5 | <string5> を受信した。 | |
6 | <string6> を受信した。 | |
7 | <string7> を受信した。 | |
8 | <string8> を受信した。 | |
9 | <string9> を受信した。 | |
10 | <string10> を受信した。 |
関連コマンド
関連コマンドはありません。使用方法
使用例
・3つの端末のどれかで 'message' を待つ場合Terminal1
; Terminal1 pause 3000 endTerminal2
; Terminal2 pause 3000 endTerminal3
; Terminal3 wait4all 'message'