gettime
2024/09/04 13:33
gettime 機能
[その他のコマンド]現在の時刻を得ます。
コマンドライン
gettime <strvar> [<format> [<timezone>]]
機能説明
現在の時刻を文字列変数 <strvar> に <format> に従った形式で格納します。<strvar>
書式は strftime と同じ物が使えます。format が省略された場合、格納される形式は "HH:MM:SS" となります。
(<format> に %H:%M:%S を指定したのと同じです)
<format>
バージョン 4.57 以降で利用可能です。format が指定された gettime は、同じ format が指定された getdate と動作が等しくなります。
format が指定された場合、このコマンドの実行結果はシステム変数 <result> に格納されます。
バージョン 4.58 以降、format が指定されなかった場合は、変数 <result> の値は変更されません。これはバージョン4.56以前との互換性のための仕様変更です。
<timezone>
バージョン 4.74 以降で利用可能です。バージョン 4.80 以降は、マクロ実行前後でタイムゾーンを復元するようになりました
<timezone> にタイムゾーンを表す文字列を指定すると、タイムゾーンを加味した日付計算が行われます。
<timezone> を指定しない場合はローカルタイムとなります。
パラメータの説明
指定するパラメータは以下の通りです。パラメータ | 型 | パラメータ説明 |
---|---|---|
<strvar> | 文字列 | 時刻情報を格納する変数を指定します。 |
<format> | 文字列 | 時刻情報のフォーマット (形式) を指定します。 |
<timezone> | 文字列 | タイムゾーンを指定します。 |
対象バージョン
一部機能は、全てのバージョンで利用可能です。バージョン 4.80 より変更された機能があります。
バージョン 4.74 より強化された機能があります。
バージョン 4.58 より変更された機能があります。
バージョン 4.57 より強化された機能があります。
戻り値
戻り値として以下の変数が定義されます。変数名 | 値 | 意味 |
---|---|---|
result | 0 | 正常に値が <strvar> に格納された |
1 | 生成された文字列の長さが上限(511文字)を超えた等の理由で、<strvar> への値の格納が正常に行われなかった | |
2 | <format> の指定が不正だった | |
<strvar> | 文字列 | 指定された形式の現在の時刻情報 |
関連コマンド
getdatestrftime (MSDNライブラリ)
使用方法
使用例
・現在の時刻をtimestrに格納する場合; 現在の時刻をtimestrに格納。形式はHH:MM:SS。 gettime timestr・現在の日時を元にしてログファイル名を生成し、変数 <logfile> に格納する場合
; 現在の日時を元にしてログファイル名を生成し、変数logfileに格納。 ; 形式はlog-YYYYMMDD-HHMMSS.txt gettime logfile "log-%Y%m%d-%H%M%S.txt" changedir 'C:\Test' logopen logfile 0 0 logwrite 'test data' logclose・GMT で時刻を取得する場合
; GMTで時刻を取得する。 tz="GMT" gettime s "%Y/%m/%d %H:%M:%S" tz messagebox s tz
サンプル
サンプルマクロはありません。備考
バージョン | バグ情報 | 備考 | |
---|---|---|---|
対象 | Fix | ||
4.105 | 4.106 | マクロコマンドで timezone つきで呼び出すと正しい時刻を返さない問題が修正されました。 |