sprintf

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

sprintf 機能

[文字列操作コマンド]

フォーマットされた出力を返します。

コマンドライン

sprintf "FORMAT" [<ARGUMENT> ...]

機能説明

C言語の書式指定にしたがって、引数の数値や文字列をフォーマットして、システム変数 <inputstr> に代入します。
sprintf2 とは違い、常に <inputstr> に結果を格納します。
"FORMAT"
サポートされている書式指定は、以下の通りです。
項目内容
c, d, i, o, u, x, X, e, E, f, g, G, a, A および s
フラグ(オプション)-, +, 0, # および 空白(' ')
幅(オプション)10進整数 または *
精度(オプション)ピリオド (.) に続けて、負でない10進整数 または *(オプション)
TTL は浮動小数点型を持たないので、浮動小数点数の書式には、対応する小数を文字列変数あるいは文字列で引数に指定します。
[<ARGUMENT> ...]
"FORMAT" に指定された書式に対応する引数を指定します。
hostname = '192.168.0.1'
sprintf "指定のホストは %s です。" hostname
messagebox inputstr 'inputstr'

パラメータの説明

指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータパラメータ説明
<FORMAT&>文字列フォーマットとなる文字列を指定します。
<ARGUMENT>文字列FORMAT の型に対応した文字列を指定します。
整数FORMAT の型に対応した整数を指定します。

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regexoption

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

regexoption 機能

[文字列操作コマンド]

正規表現の文法、文字エンコーディング、オプションを設定します。

コマンドライン

regexoption <option1> [<option2> ...]

機能説明

strmatch, strreplace, waitregex で使用する正規表現の文法、文字エンコーディング、オプションを設定します。

オプション option1 [option2 ...] には、以下の中から文法を1つ、エンコーディングを1つ、オプションを複数指定できます。
各設定のデフォルト値は、文法: SYNTAX_RUBY, エンコーディング: ENCODING_ASCII, オプション: OPTION_NONE となります。
種別<option><option>(省略形)意味
文法SYNTAX_DEFAULT-デフォルト(Ruby形式)
SYNTAX_ASISASIS固定文字列検索
SYNTAX_POSIX_BASICPOSIX_BASICPOSIX基本正規表現
SYNTAX_POSIX_EXTENDEDPOSIX_EXTENDEDPOSIX拡張正規表現
SYNTAX_EMACSEMACSEmacs形式正規表現
SYNTAX_GREPGREPgrep形式正規表現
SYNTAX_GNU_REGEXGNU_REGEXGNU Regex形式正規表現
SYNTAX_JAVAJAVAJava形式正規表現
SYNTAX_PERLPERLPerl形式
SYNTAX_PERL_NGPERL_NGPerl形式正規表現 + 名前付き捕獲式集合
SYNTAX_RUBYRUBYRuby形式正規表現
エンコーディングENCODING_ASCIIASCIIエンコーディング設定を ASCII にする。
ENCODING_ISO_8859_1ISO_8859_1エンコーディング設定を ISO 8859-1 にする。
ENCODING_ISO_8859_2ISO_8859_2エンコーディング設定を ISO 8859-2 にする。
ENCODING_ISO_8859_3ISO_8859_3エンコーディング設定を ISO 8859-3 にする。
ENCODING_ISO_8859_4ISO_8859_4エンコーディング設定を ISO 8859-4 にする。
ENCODING_ISO_8859_5ISO_8859_5エンコーディング設定を ISO 8859-5 にする。
ENCODING_ISO_8859_6ISO_8859_6エンコーディング設定を ISO 8859-6 にする。
ENCODING_ISO_8859_7ISO_8859_7エンコーディング設定を ISO 8859-7 にする。
ENCODING_ISO_8859_8ISO_8859_8エンコーディング設定を ISO 8859-8 にする。
ENCODING_ISO_8859_9ISO_8859_9エンコーディング設定を ISO 8859-9 にする。
ENCODING_ISO_8859_10ISO_8859_10エンコーディング設定を ISO 8859-10 にする。
ENCODING_ISO_8859_11ISO_8859_11エンコーディング設定を ISO 8859-11 にする。
ENCODING_ISO_8859_13ISO_8859_13エンコーディング設定を ISO 8859-13 にする。
ENCODING_ISO_8859_14ISO_8859_14エンコーディング設定を ISO 8859-14 にする。
ENCODING_ISO_8859_15ISO_8859_15エンコーディング設定を ISO 8859-15 にする。
ENCODING_ISO_8859_16ISO_8859_16エンコーディング設定を ISO 8859-16 にする。
ENCODING_UTF8UTF8エンコーディング設定を UTF-8 にする。
ENCODING_UTF16_BEUTF16_BEエンコーディング設定を UTF-16 (Big Endian) にする。
ENCODING_UTF16_LEUTF16_LEエンコーディング設定を UTF-16 (Little Endian) にする。
ENCODING_UTF32_BEUTF32_BEエンコーディング設定を UTF-32 (Big Endian) にする。
ENCODING_UTF32_LEUTF32_LEエンコーディング設定を UTF-32 (Little Endian) にする。
ENCODING_EUC_JPEUC_JPエンコーディング設定を EUC-JP にする。
ENCODING_EUC_TWEUC_TWエンコーディング設定を EUC-TW にする。
ENCODING_EUC_KREUC_KRエンコーディング設定を EUC-KR にする。
ENCODING_EUC_CNEUC_CNエンコーディング設定を EUC-CN にする。
ENCODING_SJISSJISエンコーディング設定を Shift_JIS にする。
ENCODING_KOI8_RKOI8_Rエンコーディング設定を KOI8-R にする。
ENCODING_CP1251CP1251エンコーディング設定を CP1251 にする。
ENCODING_BIG5BIG5エンコーディング設定を Big5 にする。
ENCODING_GB18030GB18030エンコーディング設定を GB18030 にする。
オプションOPTION_NONE-正規表現オプションが指定されていない状態にする。
OPTION_SINGLELINESINGLELINE'^' → '\A', '$' → '\Z'
OPTION_MULTILINEMULTILINE'.'が改行にマッチする
OPTION_IGNORECASEIGNORECASE大文字/小文字同一視
OPTION_EXTENDEXTENDパターン拡張形式
OPTION_FIND_LONGESTFIND_LONGEST最長一致
OPTION_FIND_NOT_EMPTYFIND_NOT_EMPTY空文字列にマッチしない
OPTION_NEGATE_SINGLELINENEGATE_SINGLELINEOPTION_SINGLELINEを無効にする
OPTION_DONT_CAPTURE_GROUPDONT_CAPTURE_GROUP名前付き捕獲式集合のみ捕獲
OPTION_CAPTURE_GROUPCAPTURE_GROUP名前無し捕獲式集合も捕獲

パラメータの説明

指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータパラメータ説明
<option>文字列使用したい正規表現の文法、文字エンコーディング、オプションを指定します。

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int2str

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

int2str 機能

[文字列操作コマンド]

整数値を文字列に変換します。

コマンドライン

int2str <strvar> <integer value>

機能説明

整数値 <integer value> を10進表現の文字列に変換して文字列型変数 <strvar> に代入します。
sprintf シリーズの書式指定 "%d" と等価です。

パラメータの説明

指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータパラメータ説明
<strvar>文字列変換結果を代入したい変数名を指定します。
<integer value>整数変換したい整数値(10進)を指定します。

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expandenv

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

expandenv 機能

[文字列操作コマンド]

環境変数文字列を展開します。

コマンドライン

expandenv <strvar> [<strval>]

機能説明

1つ以上の環境変数文字列 (%variableName%) を展開します。
環境変数文字列には "%WINDIR% や %PROGRAMFILES% 等もあり、各ユーザで格納されているパス等が変わることがあります。

展開後の情報は、ユーザが定義した変数名 <strvar> に格納します。

この時、パラメータが一つであれば <strvar> の内容を置換し、パラメータが二つであれば二つ目の文字列 <strval> を <strvar> に格納します。
文字列変数 <strvar>
この引数で指定した文字列が展開されます。
展開結果は、当該変数内で置換されます。
文字列 <strval> [<strval>]
<strval> で指定した指定した文字列が展開されます。
展開結果は、変数 <strvar> に代入されます。

パラメータの説明

指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータパラメータ説明
<strvar>文字列置換したい環境変数 (%variableName%) が格納された変数名もしくは代入する変数名を指定します。
<strval>文字列展開したい環境変数 (%variableName%) を指定します。

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code2str

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

code2str 機能

[文字列操作コマンド]

ASCII コード値を文字列に変換します。

コマンドライン

code2str <strvar> <ASCII code>

機能説明

このコマンドは <ASCII code> (日本語環境では JIS X 0201) で表される ASCII コード列を文字列に変換し、それを <strvar> に格納します。

整数値が 10 進数で 1~127 の場合、ASCII コード <ASCII code> に対応する文字を文字列変数 <strvar> に格納します。
整数値が 10 進数で 128~255 の場合、JIS X 0201 コードに対応する文字を文字列変数 <strvar> に格納します。

<ASCII code> の 0 でない最上位バイトが ASCII コード列の 1 バイト目とみなします。
<ASCII code> が 0 の場合、 <strvar> には "" (空文字列) が格納されます。
文字列の最大長は 4 です。

ASCII コードについては、ASCII コード も参照してください。

パラメータの説明

指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータパラメータ説明
<strvar>文字列ASCII コードを格納する変数名を指定します。
<ASCII code>整数ASCII コードを指定します。

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