bplussend

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

bplussend 機能

[通信コマンド]

B-Plus プロトコルでファイルを送信します。

コマンドライン

bplussend <file name>

機能説明

ファイル <file name> を B-Plus プロトコルで送信します。
送信が終わるまで次のコマンドは実行されません。
<file name>
送信したいファイルを指定します。

パラメータの説明

パラメータパラメータ説明
<file name>文字列送信するファイルのパス

対象バージョン

全てのバージョンで利用可能です。

戻り値

戻り値として以下の変数が定義されます。
変数名意味
result0ファイルが正しく転送されなかった
1ファイルが正しく転送された

関連コマンド

B-Plus 関連
種別:通信Ver機能の簡易説明
bplusrecvB-Plus プロトコルでファイルを受信する。

使用方法

使用例

bplussend 'readme.txt'

サンプル

サンプルマクロはありません。

備考

B-Plus

アメリカの BBS、CompuServe のために開発されたファイル転送プロトコルです。
日本では NIFTY-Serve (1987年から2006年までニフティ株式会社が運営していたパソコン通信サービス) で使用されていたようです。

Tera Term での B-Plus の扱い方

B-Plus は、7 bit 回線では使用できません。

また、B-Plus は CompuServe や NIFTY-Serve 等の BBS からのダウンロード/へのアップロードのためだけに使用してください。
Tera Term の B-Plus は PC (通信ソフト) 間のファイル転送に対応していません。

シリアルポートの場合、Data が 7 bit だと、B-Plus が使えません。
[Setup] Serial port で Data を 8 bit にしてください。モデム(ホスト)側の設定も同じにしてください。

転送がうまくいかない場合、制御文字をすべてエスケープしてみてください。

B-Plus ですべての制御文字をエスケープする

B-Plus では、通信回線が一部の制御文字を通さないことを想定して、それらをエスケープする(他の文字の組み合わせに置き換える)ようになっています。
しかし、想定外の制御文字も通さない回線の場合は転送がうまくいきません。
そのような場合は、設定ファイルの [Tera Term] セクションの BPEscCtl 行を、
BPEscCtl=on
のように変更してください。これですべての制御文字をエスケープするようになります。

省略時は、以下のように off となっています。
BPEscCtl=off

B-Plus のログ

設定ファイルの [Tera Term] セクションの BPLog 行を、
BPLog=on
のように変更すると、ホストと Tera Term の間で B-Plus を用いたファイル転送をするときに、交換されるパケット内容をファイル BPLUS.LOG に記録します。

省略時は、以下のように off となっています。
BPLog=off