waitrecv
2024/07/29 20:29
waitrecv 機能
[通信コマンド]文字列を待ちます。
コマンドライン
waitrecv <sub-string> <len> <pos>
機能説明
マクロの実行を一時停止させて、文字列が届くのを待ちます。次の条件を満たすと、waitrecv の判断処理を行います。
・文字列の長さが <len> 文字
・文字列がその <pos> 文字目(1オリジン)から始まる副文字列 <sub-string> を含んでいる
コマンドは <len> バイトの文字列を受信するたびに、条件を満たすかどうかを確認します。
例えば、<sub-string> が "def"、<len> が 9 、<pos> が 4 のとき、文字列 "abcdefghi" は条件を満たします。
もし条件を満たす文字列が送られてきたら、システム変数 <inputstr> に保存されます。
システム変数 <timeout> か <mtimeout> が 0 より大きい場合、<timeout>.<mtimeout> 秒の時間がすぎるとタイムアウトが発生します。
タイムアウトの値が 0 以下の場合は、タイムアウトは発生しません。
これらのコマンドの実行結果はシステム変数 <result> に格納されます。
その後、マクロの次の行へ処理を進めます。
なお、<mtimeout> の精度は 50 msec 程度です。
<sub-string>
待機したい受信文字列に含まれる副文字列を指定します。<len>
対象とする、受信文字列の長さを指定します。9 であれば 9 文字受信した時点で条件を満たします。
<pos>
受信文字列内で <sub-string> を期待する文字数目を指定します3 であれば、受信した文字の中で 3 文字目から <sub-string> が含まれることを示します。
受信文字列より大きな数値*1は指定できません。
また、同じ理由で 5 文字中の 4 文字目から xxx という3文字を含む文字列という指定もできません。
パラメータの説明
指定するパラメータは以下の通りです。パラメータ | 型 | パラメータ説明 |
---|---|---|
<sub-string> | 文字列 | 待機したい受信文字列に含まれる文字列を指定します。 |
<len> | 整数 | 対象とする、受信文字列の長さを指定します。 |
<pos> | 整数 | 受信文字列内で <sub-string> を期待する文字数目を指定します。 |
対象バージョン
全てのバージョンで利用可能です。戻り値
戻り値として以下の変数が定義されます。変数名 | 値 | 意味 |
---|---|---|
result | -1 | <pos> 文字目から始まる <sub-string> を含む文字列が来て inputstr に保存された。<br>しかし文字列の長さは、タイムアウトのために <len> 文字より短い |
0 | タイムアウト。条件を満たす文字列は送られてこなかった | |
1 | 条件をみたす文字列が来て inputstr に保存された | |
inputstr | 文字列 | 条件をみたす文字列が格納される |
関連コマンド
setdebugwait
使用方法
使用例
; Every byte is shown in hexadecimal setdebug 2 waitrecv '43 0D' 2 1 setdebug 0 ; In this mode non printable characters are shown as control keys e.g. ^A = 1, ^B = 2 etc. setdebug 1 waitrecv 'C^M' 2 1 setdebug 0 ; Normal mode setdebug 0 waitrecv 'C'#13 2 1