getenv

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

getenv 機能

[その他のコマンド]

環境変数を得ます。

コマンドライン

getenv <envname> <strvar>

機能説明

環境変数 <envname> の値を文字列変数 <strvar> に格納します。

環境変数は、コマンドプロンプトで set を実行することで確認できます。

パラメータの説明

指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータパラメータ説明
<envname>文字列環境変数を指定します。
<strvar>文字列情報を格納したい変数を指定します。

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getdate

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

getdate 機能

[その他のコマンド]

現在の日付を得ます。

コマンドライン

getdate <strvar> [<format> [<timezone>]]

機能説明

現在の日付を文字列変数 <strvar><format> に従った形式で格納します。
<strvar>
書式は strftime と同じ物が使えます。

<format> が省略された場合、格納される形式は "YYYY-MM-DD" となります。
(<format> に %Y-%m-%d を指定したのと同じ)
[<format>]
バージョン 4.57 以降で利用可能です。

<format> が指定された getdate は、同じ format が指定された gettime と動作が等しくなります。

format が指定された場合、このコマンドの実行結果はシステム変数 <result> に格納されます。
バージョン 4.58 以降、format が指定されなかった場合は、変数 <result> の値は変更されません。これはバージョン4.56以前との互換性のための仕様変更です。
[<timezone>]
バージョン 4.74 以降で利用可能です。
バージョン 4.80 以降は、マクロ実行前後でタイムゾーンを復元するようになりました。

<timezone> にタイムゾーンを表す文字列を指定すると、タイムゾーンを加味した日付計算が行われます。
<timezone> を指定しない場合はローカルタイムとなります。

パラメータの説明

指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータパラメータ説明
<strvar>文字列日付情報を格納する変数を指定します。
<format>文字列日付情報のフォーマット (形式) を指定します。
<timezone>文字列タイムゾーンを指定します。

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filenamebox

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

filenamebox 機能

[その他のコマンド]

ファイル名を選択するダイアログボックスを開きます。

コマンドライン

filenamebox <title> [<dialogtype> [<initialdir>]]

機能説明

ファイル名を選択するダイアログボックスを開いて、選択したファイル情報を変数 inputstr に格納します。
<title>
ダイアログボックスのタイトルを指定します。
[<dialogtype>]
バージョン 4.65 以降で利用可能です。

ダイアログボックスの種類を指定します。
数値意味
0[ファイルを開く]ダイアログボックスを開く。
0以外[ファイル名を付けて保存]ダイアログボックスを開く。

省略した場合は、0 を指定したものとみなされます。
[<initialdir>]
バージョン 4.85 以降で利用可能です。

ダイアログボックスの初期ディレクトリを指定します。

空文字列や無効なパスを指定すると、Windows の仕様 (OPENFILENAME構造体のlpstrInitialDirの仕様) により初期ディレクトリが決定されます。

省略した場合は、空文字列を指定したものとみなされます。

パラメータの説明

指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータパラメータ説明
<title>文字列ダイアログボックスのタイトルを指定します。
<dialogtype>整数ダイアログボックスの種類を指定します。
<initialdir>文字列ダイアログボックスの初期ディレクトリを指定します。

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dirnamebox

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

dirnamebox 機能

[その他のコマンド]

ディレクトリ名を選択するダイアログボックスを開きます。

コマンドライン

dirnamebox <title> [<initialdir>]

機能説明

ディレクトリ名を選択するダイアログボックスを開いて、選択したディレクトリ情報を <inputstr> に格納します。

パラメータの説明

指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータパラメータ説明
<title>文字列ダイアログボックスのタイトルを指定します。
<initialdir>文字列ダイアログボックスの初期ディレクトリを指定します。
ダイアログボックスの初期ディレクトリになります。

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exec

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

exec 機能

[その他のコマンド]

アプリケーションを起動します。

コマンドライン

exec <command line> [<show> [<wait> [<current directory>]]]

機能説明

コマンドライン文字列 <command line> に従い、アプリケーションを起動します。
<command line>
コマンドプロンプトで実行するのと同様のコマンドラインを指定します。

64bit Windows 上でマクロを実行している場合、WOW64 に対応したアプリケーションを起動すると思わぬ動作をすることがあります。

ttpmacro.exe は 32bit なので、32bit のアプリケーションが起動します。
アプリケーションによっては 64bit OS 上で 32bit のプロセスが起動されると、64bit のプロセスを起動し直すことがあります。
このため <wait> を指定しても、マクロが起動した 32bit のアプリケーションはすぐに終了してしまうため、意図せず次のマクロコマンドに進んでしまうことがあります。

この現象を回避するには、以下の使用例にあるとおり sysnative エイリアスを用いて、ネイティブのシステムディレクトリのアプリケーションを起動してください。

なお、起動したアプリケーションを起動の戻り値の扱いは、次のとおりです。
バージョン戻り値の扱い
OSS 化以降~4.62戻り値を扱わない
4.63~4.102<wait> に 1 が指定された時のみ、アプリケーションの終了コードを返す
4.103以降<wait> の指定内容または省略によって <result> に値を返す
[<show>]
<show> パラメータには以下の文字列を指定することができます。
文字列指定内容
hideウインドウを隠します。
minimizeウインドウを最小化します。
maximizeウインドウを最大化します。
show指定しない場合と同じ動作(デフォルト)の挙動をします。
[<wait>]
<wait> パラメータに 1 を指定すると、起動したアプリケーションが終了するまで待ちます。
バージョン 4.63 以降 4.102 まで
オプション <wait> が 1 の場合に、アプリケーションの終了コードが <result> へ格納されます。
オプション <wait> が 0 または省略された場合、アプリケーションを起動するのみで <result> は変更しません。
バージョン 4.103 以降
オプション <wait> が省略されたか、指定された値によって、システム変数 <result> へ格納する値が変わります。
<wait>の指定値<result>の数値<result>の意味
0*1-1アプリケーションの起動に失敗した。
0アプリケーションの起動に成功した。
1-1アプリケーションの起動に失敗した。
-1以外アプリケーションの終了コード
[<current directory>]
<current directory> パラメータは、起動するアプリケーションのカレントディレクトリを指定することができます。(バージョン 4.78以降)

パラメータの説明

指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータパラメータ説明
<command line>文字列コマンドラインを指定します。
<show>文字列アプリケーションのウィンドウ状態を指定します。
<wait>整数起動アプリケーションの終了を待機するか指定します。
<current directory>文字列カレントディレクトリを指定します。

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