xmodemsend
2021/05/15 17:38
xmodemsend 機能
[通信コマンド]XMODEM プロトコルでファイルを送信します。
コマンドライン
xmodemsend <file name> <option>
機能説明
XMODEM プロトコルでファイルを送信します。<file name>
XMODEM プロトコルでファイル <file name> を送信します。送信が終わるまで次のコマンドは実行されません。
<option>
<option> によって、XMODEM のオプション (パケットサイズ) を指定します。エラー検出の種類 (Checksum/CRC) は受信側でのみ指定できます。(バージョン 4.90 以降)
<option> | バージョン 4.89 以前 | バージョン 4.90 以降 |
---|---|---|
1 | Checksum | 標準 (128バイト) |
2 | CRC | 標準 (128バイト) |
3 | 1K | 1K |
それ以外 | Checksum | 標準(128バイト) |
パラメータの説明
指定するパラメータは以下の通りです。パラメータ | 型 | パラメータ説明 |
---|---|---|
<file name> | 文字列 | ホストへ送信するファイル名を指定します。 |
<option> | 整数 | XMODEM のオプション (パケットサイズ) を指定します。 |
xmodemrecv
2021/05/15 17:38
xmodemrecv 機能
[通信コマンド]XMODEM プロトコルでファイルを受信します。
コマンドライン
xmodemrecv <file name> <binary flag> <option>
機能説明
<file name>
XMODEM プロトコルでファイル <file name> を受信します。受信が終わるまで次のコマンドは実行されません。
<binary flag>
ファイルがバイナリファイルの場合は、<binary flag> は 0 以外でなければなりません。テキストファイルの場合は、<binary flag> は 0 でなければなりません。
<binary flag> | タイプ |
---|---|
0 | テキストファイル |
1 | バイナリファイル |
<option>
<option> によって、XMODEM のオプション(エラー検出の種類)を指定します。パケットサイズ (1K) は送信側でのみ指定できます。(バージョン 4.90 以降)
<option> | バージョン 4.89 以前 | バージョン 4.90 以降 |
---|---|---|
1 | Checksum | Checksum |
2 | CRC | CRC |
3 | 1K | CRC |
それ以外 | Checksum | Checksum |
パラメータの説明
指定するパラメータは以下の通りです。パラメータ | 型 | パラメータ説明 |
---|---|---|
<file name> | 文字列 | 受信するファイル名を指定します。 |
<binary flag> | 整数 | ファイルタイプ(バイナリかテキストか)を指定します。 |
<option> | 整数 | XMODEM のオプション(エラー検出の種類)を指定します。 |
waitregex
2021/05/15 17:38
waitregex 機能
[通信コマンド]正規表現文字列を含む行を待ちます。
コマンドライン
waitregex <string1 with regular expression> [<string2 with regular expression> ...]
機能説明
Oniguruma の正規表現が使用できます。正規表現文字列のうち 1 つ以上を含む行(最大 511 文字)をホストから受信するか、タイムアウトが発生するまでマクロを停止します。
正規表現文字列は最大 10 個まで指定できます。
システム変数 timeout か mtimeout が 0 より大きい場合、<timeout>.<mtimeout> 秒の時間がすぎるとタイムアウトが発生します。
タイムアウトの値が 0 以下の場合は、タイムアウトは発生しません。
これらのコマンドの実行結果はシステム変数 <result> , <inputstr>, <matchstr> に格納されます。
システム変数 | 格納対象 |
---|---|
result | 受信しなかった、もしくは受信した列の番号が格納されます。 |
inputstr | 受信した行が格納されます。 |
matchstr | 最初にマッチしたパターンが格納されます。 |
groupmatchstr1 ~groupmatchstr9 | グループマッチしたパターンが格納されます。 |
なお、<mtimeout> の精度は 50 msec 程度です。
パラメータの説明
指定するパラメータは以下の通りです。パラメータ | 型 | パラメータ説明 |
---|---|---|
<string1 with regular expression> | 文字列 | 省略不可。正規表現で待機したい文字列を指定します。 |
<string2 with regular expression> | 文字列 | 省略可。正規表現で待機したい文字列を指定します。 |
<string3 with regular expression> | 文字列 | 省略可。正規表現で待機したい文字列を指定します。 |
<string4 with regular expression> | 文字列 | 省略可。正規表現で待機したい文字列を指定します。 |
<string5 with regular expression> | 文字列 | 省略可。正規表現で待機したい文字列を指定します。 |
<string6 with regular expression> | 文字列 | 省略可。正規表現で待機したい文字列を指定します。 |
<string7 with regular expression> | 文字列 | 省略可。正規表現で待機したい文字列を指定します。 |
<string8 with regular expression> | 文字列 | 省略可。正規表現で待機したい文字列を指定します。 |
<string9 with regular expression> | 文字列 | 省略可。正規表現で待機したい文字列を指定します。 |
<string10 with regular expression> | 文字列 | 省略可。正規表現で待機したい文字列を指定します。 |
waitrecv
2024/07/29 20:29
waitrecv 機能
[通信コマンド]文字列を待ちます。
コマンドライン
waitrecv <sub-string> <len> <pos>
機能説明
マクロの実行を一時停止させて、文字列が届くのを待ちます。次の条件を満たすと、waitrecv の判断処理を行います。
・文字列の長さが <len> 文字
・文字列がその <pos> 文字目(1オリジン)から始まる副文字列 <sub-string> を含んでいる
コマンドは <len> バイトの文字列を受信するたびに、条件を満たすかどうかを確認します。
例えば、<sub-string> が "def"、<len> が 9 、<pos> が 4 のとき、文字列 "abcdefghi" は条件を満たします。
もし条件を満たす文字列が送られてきたら、システム変数 <inputstr> に保存されます。
システム変数 <timeout> か <mtimeout> が 0 より大きい場合、<timeout>.<mtimeout> 秒の時間がすぎるとタイムアウトが発生します。
タイムアウトの値が 0 以下の場合は、タイムアウトは発生しません。
これらのコマンドの実行結果はシステム変数 <result> に格納されます。
その後、マクロの次の行へ処理を進めます。
なお、<mtimeout> の精度は 50 msec 程度です。
<sub-string>
待機したい受信文字列に含まれる副文字列を指定します。<len>
対象とする、受信文字列の長さを指定します。9 であれば 9 文字受信した時点で条件を満たします。
<pos>
受信文字列内で <sub-string> を期待する文字数目を指定します3 であれば、受信した文字の中で 3 文字目から <sub-string> が含まれることを示します。
受信文字列より大きな数値*1は指定できません。
また、同じ理由で 5 文字中の 4 文字目から xxx という3文字を含む文字列という指定もできません。
パラメータの説明
指定するパラメータは以下の通りです。パラメータ | 型 | パラメータ説明 |
---|---|---|
<sub-string> | 文字列 | 待機したい受信文字列に含まれる文字列を指定します。 |
<len> | 整数 | 対象とする、受信文字列の長さを指定します。 |
<pos> | 整数 | 受信文字列内で <sub-string> を期待する文字数目を指定します。 |