getver

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

getver 機能

[その他のコマンド]

Tera Termのバージョンを取得します。

コマンドライン

getver <strvar> [<version>]

機能説明

Tera Term のバージョンを <strvar> に格納します。
<strvar>
Tera Term のバージョン情報を格納する変数を指定します。
<version>
<version> が指定された場合、<version> と実行中の Tera Term のバージョンを比較し、結果をシステム変数 <result> に格納します。
<version> が指定されなかった場合は、変数 <result> の値は変更されません。

パラメータの説明

指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータパラメータ説明
<strvar>文字列Tera Term のバージョン情報を格納する変数を指定します。
<version>文字列実行中の Tera Term のバージョンと比較するバージョン情報を指定します。

対象バージョン

バージョン 4.58 以降で利用可能です。

戻り値

戻り値として以下の変数が定義されます。
変数名意味
result-2<version> の指定が不正である。
-1Tera Termのバージョンが <version> より古い。
0Tera Termのバージョンが <version> と同じ。
1Tera Termのバージョンが <version> より新しい。
<strvar>文字列実行中 Tera Term のバージョン情報
<strvar> は、コマンド実行時に指定した任意の文字列です。
<strvar> が指定されていない場合は、<result> の値は getver を実行する以前のままです。

関連コマンド

関連コマンドはありません。

使用方法

使用例

・バージョン情報をもとに実行内容を変更する場合
getver version

getver version '4.56'
if result >= 0 then
  callmenu 50280
  callmenu 50210
  callmenu 50270
endif
・特定コマンドの利用可否を判別する場合
getver ver '4.67'

msgtitle = 'Version check.'

codestr = 'コマンド strspecial が'
codeYes = '利用できます。'
codeNo  = '利用できません。'

if result >= 0 then
  sprintf2 msg "%s、%s\n\n(実行中バージョン %s)" codestr codeYes ver
  strspecial msg
else
  ; getver 実行可能バージョンでのコーディングにする。
  ; ----------------------
  ; sprintf    は 4.52以降
  ; getver     は 4.58以降
  ; sprintf2   は 4.62以降
  ; strspecial は 4.67以降
  ; ----------------------
  sprintf "%s、%s (実行中バージョン %s)" codestr codeNo ver
  msg = inputstr
endif

messagebox msg msgtitle
・文字コード (Unicode) の利用可否を判別する場合
getver ver '4.102'

msgtitle = 'Coding check.'

codestr = 'TTL ファイルの Unicode (UTF-8, UTF-16BE, UTF-16LE) に'
codeYes = '対応しています。(BOM も OK)'
codeNo  = '対応していません。'

if result >= 0 then
  sprintf2 msg "%s、%s" codestr codeYes
else
  sprintf2 msg "%s、%s" codestr codeNo
endif

messagebox msg msgtitle
※ 文字コードを Shift JIS で作成する必要があります。

サンプル

サンプルマクロはありません。

備考

特にありません。