getver
2021/05/16 12:07
getver 機能
[その他のコマンド]Tera Termのバージョンを取得します。
コマンドライン
getver <strvar> [<version>]
機能説明
Tera Term のバージョンを <strvar> に格納します。<strvar>
Tera Term のバージョン情報を格納する変数を指定します。<version>
<version> が指定された場合、<version> と実行中の Tera Term のバージョンを比較し、結果をシステム変数 <result> に格納します。<version> が指定されなかった場合は、変数 <result> の値は変更されません。
パラメータの説明
指定するパラメータは以下の通りです。パラメータ | 型 | パラメータ説明 |
---|---|---|
<strvar> | 文字列 | Tera Term のバージョン情報を格納する変数を指定します。 |
<version> | 文字列 | 実行中の Tera Term のバージョンと比較するバージョン情報を指定します。 |
対象バージョン
バージョン 4.58 以降で利用可能です。戻り値
戻り値として以下の変数が定義されます。変数名 | 値 | 意味 |
---|---|---|
result | -2 | <version> の指定が不正である。 |
-1 | Tera Termのバージョンが <version> より古い。 | |
0 | Tera Termのバージョンが <version> と同じ。 | |
1 | Tera Termのバージョンが <version> より新しい。 | |
<strvar> | 文字列 | 実行中 Tera Term のバージョン情報 |
<strvar> が指定されていない場合は、<result> の値は getver を実行する以前のままです。
関連コマンド
関連コマンドはありません。使用方法
使用例
・バージョン情報をもとに実行内容を変更する場合getver version getver version '4.56' if result >= 0 then callmenu 50280 callmenu 50210 callmenu 50270 endif・特定コマンドの利用可否を判別する場合
getver ver '4.67' msgtitle = 'Version check.' codestr = 'コマンド strspecial が' codeYes = '利用できます。' codeNo = '利用できません。' if result >= 0 then sprintf2 msg "%s、%s\n\n(実行中バージョン %s)" codestr codeYes ver strspecial msg else ; getver 実行可能バージョンでのコーディングにする。 ; ---------------------- ; sprintf は 4.52以降 ; getver は 4.58以降 ; sprintf2 は 4.62以降 ; strspecial は 4.67以降 ; ---------------------- sprintf "%s、%s (実行中バージョン %s)" codestr codeNo ver msg = inputstr endif messagebox msg msgtitle・文字コード (Unicode) の利用可否を判別する場合
getver ver '4.102' msgtitle = 'Coding check.' codestr = 'TTL ファイルの Unicode (UTF-8, UTF-16BE, UTF-16LE) に' codeYes = '対応しています。(BOM も OK)' codeNo = '対応していません。' if result >= 0 then sprintf2 msg "%s、%s" codestr codeYes else sprintf2 msg "%s、%s" codestr codeNo endif messagebox msg msgtitle※ 文字コードを Shift JIS で作成する必要があります。