scprecv

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

scprecv 機能

[通信コマンド]

SCP プロトコルでファイルを受信します。

コマンドライン

scprecv <remote file name> [<local file name>]

機能説明

ファイル <remote file name> を SCP (Secure Copy Protocol) プロトコルで受信します。

受信が終わるのを待たずに、次のコマンドを実行することができます。
ただし、複数ファイルを連続して SCP する場合はエラーが発生することがあります。
<remote file name>
コピー元のファイルパスを指定します。
対象ファイルには、ログインアカウントへの Read (読み込み)権限が必要です。
[<local file name>]
[<local file name>] を省略した場合は、scp で指定されたファイルをローカルホストのカレントディレクトリへ元のファイル名のままでコピーします。
元のファイルとは異なる別名を指定可能です。この場合は、指定されたパス(ディレクトリおよびファイル名)でコピーします。

パラメータの説明

指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータパラメータ説明
<remote file name>文字列SCP プロトコルで受信するファイル名を指定します。
<local file name>文字列ローカルで保存するパス(ディレクトリおよびファイル名)を指定します。

対象バージョン

バージョン 4.57 以降で利用可能です。

戻り値

戻り値はありません。

関連コマンド

SCP 関連
種別:通信Ver機能の簡易説明
scpsend4.57以降SCPプロトコルでファイルを送信する。

使用方法

使用例

・ホストへ接続して ls コマンドをダウンロードする場合
connect '/DS'
connect '192.168.3.2:22 /ssh /2 /auth=password /user=hoge /passwd=fuga'
wait '$' '#'
scprecv '/usr/bin/ls'
scprecv 'sample.bin' 'd:\hoge.bin'
・/var/log/apache2/access.log.X.gz を SCP ダウンロードする場合
SrcDir  = '/var/log/apache2'
DestDir = 'C:\log\apache2'

for i 2 14
  sprintf2 SrcFile  "%s/access.log.%d.gz" SrcDir  i
  sprintf2 DestFile "%s\access.log.%d.gz" DestDir i
  scprecv SrcFile DestFile
  messagebox SrcFile 'SrcFile'
next
※ [注意] access.log.X.gz の読み込み権限があるユーザで実行する必要がある。

サンプル

サンプルマクロはありません。

備考

特にありません。