recvln

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

recvln 機能

[通信コマンド]

一行分の文字を受信します。

コマンドライン

recvln

機能説明

ホストから一行分の文字を受信し、システム変数 <inputstr> に格納します。
このコマンドは一行受信するか、Tera Term とホストの通信が終了するか、タイムアウトが起きるまで待ちます。

システム変数 timeout か mtimeout が 0 より大きい場合、<timeout>.<mtimeout> 秒の時間がすぎるとタイムアウトが発生します。
タイムアウトの値が 0 以下の場合は、タイムアウトは発生しません。

なお、<mtimeout> の精度は 50 msec 程度です。

パラメータの説明

指定するパラメータはありません。

対象バージョン

全てのバージョンで利用可能です。

戻り値

変数名意味
result0一行分の文字が受信されなかった
1一行分の文字が受信された
inputstr文字列ホストから受信した 1 行分の文字列

関連コマンド

種別:通信Ver機能の簡易説明
setsync同期モードを設定する。

使用方法

使用例

・recvln の挙動を確認するコード
send 'echo test'
recvln

; Enter すると send した内容が表示される。
; 文字列を追加で入力して Enter すると、それらも反映される。
; 改行までの1行なので echo した内容ではないことに注意。
messagebox inputstr 'recvln'
・受信した文字列の信頼性を担保したログ保存を行う場合
; ログファイルを開く
fileopen file 'log.txt' 0
; 同期モードに入る
setsync 1
result=1

while result=1
  ; 一行受信
  recvln
  ; それをログファイルに書く
  filewriteln file inputstr
endwhile

; 非同期モードに入る
setsync 0

サンプル

サンプルマクロはありません。

備考

特にありません。