wait4all

【Tera Term マクロ言語】コマンドリファレンス

wait4all 機能

[通信コマンド]

マクロに接続されている全端末の文字列を待ちます。

コマンドライン

wait4all <string1> [<string2> ...]

機能説明

当該コマンドを実行した時点における、マクロに接続されている全端末において、文字列 <string1> [<string2> ...] のうち一つがホストから送られてくるか、タイムアウトが発生するまで MACRO を停止させる。文字列は最大 10 個まで指定できます。
当該コマンドを実行した後に起動された端末、マクロ接続されていない端末に関しては、監視対象外です。

システム変数 timeout か mtimeout が 0 より大きい場合、<timeout>.<mtimeout> 秒の時間がすぎるとタイムアウトが発生します。
タイムアウトの値が 0 以下の場合は、タイムアウトは発生しません。

なお、当該コマンドを利用するためには、teraterm.ini の Wait4allMacroCommand エントリを "on" にする必要があります。
また、まれにコマンドが期待通りに動かないことがあります。

なお、<mtimeout> の精度は 50 msec 程度です。

パラメータの説明

指定するパラメータは以下の通りです。
パラメータパラメータ説明
<string1>文字列待機したい文字列(1つ目)を指定します。
<string2>文字列待機したい文字列(2つ目)を指定します。
<string3>文字列待機したい文字列(3つ目)を指定します。
<string4>文字列待機したい文字列(4つ目)を指定します。
<string5>文字列待機したい文字列(5つ目)を指定します。
<string6>文字列待機したい文字列(6つ目)を指定します。
<string7>文字列待機したい文字列(7つ目)を指定します。
<string8>文字列待機したい文字列(8つ目)を指定します。
<string9>文字列待機したい文字列(9つ目)を指定します。
<string10>文字列待機したい文字列(10個目)を指定します。

対象バージョン

バージョン 4.63 以降で利用可能です。

戻り値

戻り値として以下の変数が定義されます。
変数名意味
result0タイムアウト。どの文字列も来なかった。
1<string1> を受信した。
2<string2> を受信した。
3<string3> を受信した。
4<string4> を受信した。
5<string5> を受信した。
6<string6> を受信した。
7<string7> を受信した。
8<string8> を受信した。
9<string9> を受信した。
10<string10> を受信した。

関連コマンド

関連コマンドはありません。

使用方法

使用例

・3つの端末のどれかで 'message' を待つ場合
Terminal1
; Terminal1
pause 3000
end
Terminal2
; Terminal2
pause 3000
end
Terminal3
; Terminal3
wait4all 'message'

サンプル

サンプルマクロはありません。

備考

特にありません。