getpassword
2021/05/31 13:19
getpassword 機能
[パスワードコマンド]パスワードを読み出します。
コマンドライン
getpassword <file name> <password name> <strvar>
機能説明
パスワードファイル <file name> から <password name> で指定されるパスワードを読みだします。そのパスワードは暗号化されているので、それを解読してから文字列変数 <strvar> に保存します。
(バージョン 4.71 以降)
パスワードファイルへの書き込みに失敗した場合、システム変数 result に 0 が格納されます。それ以外の場合、result に 1 が格納されます。
【備考】
出力されたパスワード入力ダイアログボックスを Esc キーでキャンセルすると、パスワード入力したとみなされて詳細不明な文字列が保存されてしまう*1ことがあります。
<file name>
パスワードファイルを指定します。もし指定されたファイルが存在しなければ、新しくファイルを作成します。
<password name>
パスワードファイル内のパスワード識別子を指定します。一つのパスワードファイルに複数のパスワードを保存することができます。
各パスワードはパスワード識別子によって識別されます。
<strvar>
もし指定されたパスワード識別子がファイルの中になければ、パスワードダイアログボックスが現れ、入力されたパスワードは文字列変数 <strvar> に保存されます。同時に、その新しいパスワードは暗号化されパスワード識別子 <password name> と共にファイルに書き込まれます。
パラメータの説明
指定するパラメータは以下の通りです。パラメータ | 型 | パラメータ説明 |
---|---|---|
<file name> | 文字列 | パスワードファイルを指定します。 |
<password name> | 文字列 | パスワード識別子を指定します。 |
<strvar> | 文字列 | パスワードを格納する変数を指定します。 |
対象バージョン
一部機能は、全てのバージョンで利用可能です。バージョン 4.71 より強化された機能があります。
戻り値
戻り値として以下の変数が定義されます。変数名 | 値 | 意味 |
---|---|---|
result | 0 | パスワードファイルへの書き込みに失敗した |
1 | パスワードファイルへの書き込みに成功した | |
<strvar> | 文字列 | 入力した文字列 |
関連コマンド
特殊文字変換系
種別:文字列操作 | Ver | 機能の簡易説明 |
---|---|---|
strspecial | 4.67以降 | 特殊文字を変換する。 |
パスワード系
種別:パスワードコマンド | Ver | 機能の簡易説明 |
---|---|---|
delpassword | パスワードを削除する。 | |
ispassword | 4.75以降 | パスワードが設定されているかを判別する。 |
passwordbox | パスワードを入力するためのダイアログボックスを開く。 | |
4.54以降 | 特殊文字の解釈を制御するオプションの追加。 | |
setpassword | 4.75以降 | パスワードを追加もしくは更新する。 |
使用方法
使用例
・読み込んだパスワードを送信する場合getpassword 'password.dat' 'mypassword' password connect 'myhost' wait 'login:' sendln 'myname' wait 'password:' sendln password・読み出しに失敗した場合
expandenv str "%USERPROFILE%\myfile.dat" getpassword str 'mypassword' password if !result then messagebox 'Password was not saved' 'ERROR' endif